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ある夏の日の話

こんにちは。毛利小五郎です。

あれは少し前、そう夏真っ盛りの日でした。

私は歩きスマホをしているお姉ちゃんの斜め後ろ10mくらいを歩いていました。 そしたら明らかに様子のおかしい50代くらいの浅黒い肌をしたおっさんが前方から歩いてきました。

もうお姉ちゃんそのままだと完全におっさんとぶつかる軌道。

私はヒヤヒヤしていました。

おっさんは若干左右に揺れていましたが、姉ちゃんは直進。
そして2人が対峙した瞬間



「歩きスマホきんしーーーーーー!」


とおっさんが叫べばいいのになと思ったけど実際は姉ちゃんが直前で避けてしまい2人は行き違いました。

そんな光景を目にした少し後、私の耳には
「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ」というツクツクボウシの声がくっきりと聞こえました。

「すごいなあ、この擬音を考えた人は。完全に ツクツクボウシ としか聞こえないよ。こんなにしっくりくる擬音ってないよなあ。ニワトリのコケコッコーはちょっと強引だしなあ」
と考えていました。


「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ」


なんか変だぞ?

見るとさっきのおっさんが姉ちゃんの後ろ2mくらいにつけて


「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ」

と言いながら姉ちゃんを尾行しているではありませんか!


ただ姉ちゃんはイヤホンをしててそれに全く気づいていない。

夏の暑さもどこへやら。私はヒヤヒヤしながら2人を見ている。

駅までの道には3人以外、人の姿が見当たらない。

もうこの世界には私たち3人以外は誰もいなくなってしまったのかもしれないと思いました。


姉ちゃんは一向に気づく気配がない。

おっさんはよく見ると少し笑っている。

これは明らかに私の1人負け状態。

どうしようもなく駅までの道を歩く。

「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ、ミャ、ミャ、ミャー」

なんだそれ、なんで最後猫になってんだよ!

おっさんは調子に乗るばかり。

姉ちゃんは歩きスマホをするばかり。




夏が終わればツクツクボウシと一緒におっさんもどこかに消えてしまうのでしょうか?


歩きスマホは危険だ。


歩きスマホ、やめましょう。ミャー!
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