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ハッピーハロウィン

「ハッピーハロウィーン」
「ハッピーハロウィーン」


若者達はそう言いながらハイタッチを繰り返していた。
井の頭線から東横線に乗り換えるために、僕は不覚にもその渦の中心に巻き込まれてしまった。
僕は帰るのをやめて、ドンキホーテに向かった。
仮装することの何が楽しいのだろうか?
仮装してみればわかるかもしれない。そう考えたからだ。

そして僕は日本兵に仮装して、スクランブル交差点まで戻った。

「ハッピーハロウィーン」
「ハッピーハロウィーン」
若者達はまだハイタッチを繰り返していた。

僕はその輪の中に混ざった。
そしてナースや魔女やゾンビやピカチュウたちとハイタッチを繰り返した。


秋の風が僕の剥き出しの肩を切るように通り過ぎていった。

仮装することの何が楽しいのだろうか?
僕にはその楽しさはわからなかった。

ただ多分僕には仮装したナースじゃなくて、本物のナースが必要なのかもしれないなと思った。


いやそうじゃないと思う。

本当にナースが必要なのは、僕ではないと思う。
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